RadiusWare 3.4.1 Software

インストール解説とソフトウェアの使用上の注意

Sep 1995

 

コンテンツ

・ インストールの解説

・ Macintosh必要システム

・ Radius Softwareフォルダの内容

・ RadiusWare 3.3の変更点

・ Macintosh AV システムの内蔵ビデオサポート

・ PowerSaverのインフォメーション

・ チップス &トラブルシューティング

・ カスタマーサポート窓口

 

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インストールの解説

RadiusWareとはラディウス製ディスプレイ及びインターフェースカードに必要なソフトウェアの総称で、このRadiusWareフロッピーディスクはそれらの製品の機能を活用するために必要なソフトウェアが含まれています。

インストールの方法

1. ディスクを挿入してください。

2. ご使用の製品に必要なソフトウェアのアイコンをシフトキーを押しながら連続して選択し、ご使用のMacintoshのシステムフォルダのアイコンの上にドラッグして重ねて下さい。

3. 自動的に必要な場所にファイルがコピーされます。(機能拡張、コントロールパネルフォルダ)

4. コピーが正常に終了したらMacintoshを再起動します。

以下の解説を読んでご使用のラディウス製品に必要なソフトウェアのみを選択していただくようにお願いいたします。

 

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マッキントッシュ必要システム構成

System7.1または漢字Talk7.1以降のシステムの使用を推奨しますが、System 6.0.7または漢字Talk6.0.7以降のシステムでも動作します。

もしMacintosh II, IIx, IIcx, SE/30の機種でSystem 6.0.7 or 6.0.8をご使用の場合は、Apple社の32bit QuickDrawのバージョン1.2以降でご使用下さい。

32bit QuickDrawは、初期のMacintoshではシステムのインストーラーを使用してシステム起動ディスクにインストールするようになっています。

RadiusWareフロッピーディスクに含まれるソフトウェアは以下のMacintoshに互換が確認されています。

 ・ Macintosh II ファミリー(内蔵ビデオポートでのオンザフライ解像度切り替えはできません。)

 ・ LC475

 ・ Centris シリーズ

 ・ Quadra シリーズ

 ・ DuoDockまたはDuoDock IIとDuo 210, 230, 250, & 270の組み合わせ(DuoDockではオンザフライ解像度切り替えはできません。)

 ・ Power Macintoshシリーズ(AVカードではオンザフライ解像度切り替えはできません。)

注意: Thunder IV シリーズのフラッシュROMの機能はMacintosh II, IIx, IIcxではサポートされません。これらの機種は32bitアドレッシングに対応しておらず、フラッシュROMプログラムが正確に動作するための全てのリソースを持っていません。

Macintoshの機種やシステム構成によってオンザフライ色数解像度切り替え機能などRadiusWare使用できる機能に制限があります。

 

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Radius Softwareフォルダの内容

Radius Softwareには以下のソフトウェアが含まれます。

・ Dynamic Desktop version 3.4.1

オンザフライ(リスタート無し)の色数、解像度の変更がコントロールパネルを開かずに行なえます。

インストール時にRadiusWareまたはRadius Resolutionsという名称の古いソフトウェアがあれば、それを削除してDynamicDesktopに置き換えて下さい。

・ QuickColor version 3.3

ラディウス製インターフェースカードのQuickdrawアクセラレーション機能を使用可能にします。カードをご使用でない場合には必要ありません。

・ Soft Precision Color version 3.1.1

System7.1.1以前のシステム上でQuadraとCentrisファミリーの内蔵ビデオポートにおける複数の解像度切り替え機能を提供します。Quadra840AV及び660AVではDynamicDesktopだけで同等の機能を持ちますのでこの機能拡張は必要ありません。System7.1.2及び漢字Talk7.1.2以降のシステムでも、ディプレイマネージャーという新機能がシステムに組み込まれており、同様の機能を持っているためこの機能拡張書類は必要ありません。同様に、Duo280, 280cに付属するまた、Apple社のマルチスキャンディスプレイ用の「ディスプレイ・ソフトウェア」をインストールするニ、System7.1.2と同様のディスプレイマネージャー機能が付加されるため、Soft Precision Colorは使用できなくなります。

漢字Talk7.5.1との互換はv3.2以降のバージョンで図られる予定です。

・ Radius PowerSaver version 1.3

PowerSaver機能を搭載したラディウスディスプレイに対応します。それ以外のディプレイには対応しません。

・ Radius DSP version 2.2

PhotoEngine及びThunder IVシリーズのDSP機能を活用するための機能拡張書類です。

・ PhotoEngine Plug-in version 1.2

Adobe Photoshop 2.5.1以降のバージョンに対応する、PhotoEngine及びThunder IVシリーズ用のプラグインモジュールです。Photoshopのプラグインフォルダに入れて使用します。

 

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RadiusWare v3.4.1の変更点

主要な変更点は、Thunder 24 GT及びThunder IVシリーズのディスプレイインターフェースをサポートする機能が加わったことです。具体的にはコントロールパネル書類のDynamicDesktopに加わったパン、ズーム機能です。また、新しいThunder IVシリーズはSuperMac及びSuperMatchフ@ミリーのディスプレイにも対応しています。

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Macintosh AV システムの内蔵ビデオサポート

DynamicDesktopはv3.3以降、Quadra 840AV及びQuadra 660AVの内蔵ビデオポートにおいては、ポップアップメニューによる色数解像度の切り替え機能も提供します。しかしPowerMacintoshのAVカードではその機能はサポートされません。ポップアップメニューによる色数切り替え機能は、マルチスキャンディスプレイとそれ用のラディウスインターフェースの解像度切り替え機能も含んでいます。

 

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PowerSaverについて

Radius PowerSaverは、ラディウス製のEnergy-Star規格に準拠したディスプレイの省電力機能を使用可能にします。PowerSaver回路の無いラディウス(又は他社の)ディスプレイにRadius PowerSaverを使用した場合は、画面が暗くなりディスプレイ寿命を延長することができます。

 

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チップス &トラブルシューティング

・Thunder IVカードの過熱によるトラブルを避けるために、Macintoshのカバーが閉じた状態でご使用下さい。カバーを閉じることでMacintosh本体内部の空気の循環が増し、ボードをより冷やすことができるようになります。

・Radius Color Display/21ユーザーの場合、コントロールパネル書類のモニタのオプションボタンを押して表示されるダイアログのディスプレイのリストには2種類の選択支があります。これらのリストにはディスプレイ名の後に番号がふってありますが、この番号はディスプレイの型番(モデルナンバー)です。ディスプレイ背面の型番の表示をチェックしてそれと同じものを選択して下さい。

・DinamicDesktopのFinder Cleanup機能は解像度切替の際にデスクトップのアイコンを自動的に画面の隅に整列させる機能ですが、この整列を毎回同じように機能するように設定することはできません。デスクトップに多数のアイコンを並べてご使用されているお客様の場合、解像度切替によってアイコンの位置が毎回変わる可能性がありますのでご注意下さい。

・解像度切替機能を行なう際には、ご使用のアプリケーションが起動中に解像度切り替えを行っても問題がないかどうかをご確認下さい。アプリケーションによっては起動時の解像度設定を記憶しており、起動後に解像度を切り替えると画面表示や操作に問題が出る可能性があります。解像度切替によって問題が出た場合は、アプリケーションを起動した時点の解像度に戻してご使用いただくか、アプリケーションを終了して解像度の変更を行なって下さい。アプリケーション特有のウィンドウ、Adobe Photoshopのブラシウィンドウなどは解像度切り替えによって画面フ外に出て見えなくなってしまうことがあります。また、Adobe Illustratorではアプリケーション起動後の解像度変更をした状態でプレビュー表示を行うと画面表示にトラブルが出ます。これらはそれぞれのアプリケーションが起動時の設定に敏感なために起こるトラブルですので故障ではありません。

・DynamicDesktopのWindow Resize機能はカスタムキーの設定は、Bit-depth/Resolution Changerの設定と重ならないようにしてください。

・Thunder IVシリーズの "T" または "U"キーの機能は、Quadra800, 650, 610の仮想メモリ機能との併用に問題があります。

仮想メモリの設定がONの状態で、"T" または "U"キーを使ったディスプレイとの同期を取る機能を使っても、キーから手を離した後システムは完全にリスタートされません。この症状を解消するためには、Macintosh前面のリスタートボタンを押すか、背面の電源ボタンOFFONし、手動でMacintoshを再起動させます。再起動後は、"T" または "U"キーを使って設定した変更内容が有効になります。

・現在開いているアプリケーションを隠す操作の「コマンド+オプション+マウスクリック」など、アプリケーションやFinderで一般的に使用されるキーセッティングは避けてください。この例では設定が重なると、アプリケーションウィンドウ上でマウスをクリックすれば解像度切り替えのメニューがポップアップし、マウスカーソルがFinderのエリア上にある場合には現在開かれているアプリケーションが隠されます。

・Thunder IVシリーズのズームイン/アウト機能は漢字Talk7.1、7.1.2、7.5でご使用の場合に、キーボードの文字入力モードを英語にしてご使用下さい。日本語の入力モードでズームイン/アウト機能のキーボードショートカットをご使用になると、日本語入力ウィンドウがひらきズー•イン/アウト機能がご使用になれません。文字入力モードの変更は、キーボードのコマンドキーとスペースバーを同時に押すことで変更されます。英語モードの場合は画面右上部の右から2番目の入力モードアイコンがになります。

・ ROMバージョン1.6より前のPrecision ColorカードにPressView 21ディスプレイを接続してMacintoshを起動したときにには、コントロールパネルのモニタのオプションで表示されるダイアログに表示されるリストでは、「Radius Multi-Frequency Color」で認識されます。Precision Color Proカードでは、「Radius Color Two Page」で認識されます。PressView 21はディスプレイカードによって認識されるタイプが異なる傾向にありますが、これは機能的に何等悪影響を与えることはありません。

・PressView 21をThunder IVカードに接続してご使用の際には、HとVのコネクターはディスプレイに接続しないでください。接続された場合はタイミングが合わなくなります。

・Dynamic Desktopで正しくないモニタタイプを選択した場合は、ビープ音がなります。正しいモニタタイプを選択するようご注意ください。

また、コントロールパネルのモニタのダイアログが開いている状態で、Dynamic Desktopを使用しようとした場合も、ダイアログが開いたままになっていることを知らせるビープ音がなります。解像度の変更を有効にするには、解像度を新規に選択した後、オプションとモニタのコント香[ルパネルダイアログの両方を閉じる必要があります。

・MacsBugとLeMansGT (ROM version 1.01) とは16bit(32000色), 24bit(1670万色)表示モードにおいて互換がとれていません。

・Q840AVの内蔵ビデオポートをご使用の場合は、最新のQuickTimeのバージョンをお使いいただくようお薦めします。コントロールパネル書類のDynamicDesktopでMultiple Resolutionsの項目をチェックした状態でマルチスキャンディスプレイをご使用されていると、画面のリドローにs具合が生じることがあります。

・Symantec社のNorton Utilities v3.1に含まれるSystem Infoによるグラフィックカードのパフォーマンス測定では、Radiusのカードを計測した場合は、適正なグラフィックアクセラレーションの測定結果が得られません。これは、QuickDrawコマンドのうち、グラフィックアプリケーVョンで使用されないアクセラレーションの必要のない項目を多数計測するために、全体の平均値が低く計算されてしまいます。ラディウスのアクセラレータはPhotoshopなどの操作上、作業効率が上がるコマンドの処理速度を上げるように最適化した結果、使用しないコマンド類の処理速度が低下している項目があるためです。

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カスタマーサポート窓口

もし解決できない問題がある場合は、お買い求め頂いたラディウス製品販売店、または下記のラディウスお問い合わせ窓口までご連絡下さい。また、商用ネットワークのNIFTYなどパソコン通信によるソフトウェア、製品情報の提供も行なっております。

製品の仕様、トラブル、技術的なお問い合わせは.....

ラディウステクニカルセンター

TEL 03-5802-5192 FAX 03-5802-0758

月曜から金曜日 9:30〜18:00まで(日祝休業)

 

 

パソコン通信

Service       Forum           Mail Address

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AppleLink      Third Parties: Radius    RADIUS.TECH

CompuServe     GO APVENB, LIB 14     76004,2155

Internet FTP.radius.com support@radius.com

NiftyServe GO SMVS1